| ■事業目的及び経営理念 ■
年間に沢山の人達がフラメンコの舞踊を勉強するためにスペインを訪れます。
そして、それぞれの時間がゆるされる限り、色々な先生について学んでいます。
数年、数ヶ月、数週間、期間は様々ですが、
一応に大多数の人達が学んでいく中であることに気づきます。
ある壁にぶつかるのです。
それは「基本のなさ」という壁です。
たとえスペインに行く前に日本において3年、
いや5年間フラメンコ舞踊を学んだとしても(初期段階では基礎を学びます)
それが本当の意味での基本を学べたというレベルには達しないのが実状です。
日本で中学校を卒業しても、スペインの高校には入れず、
もう一度幼稚園からやり直さなければならないことと同じことです。
それはまだ日本にはそのレベルの先生達が育ってなく、学べる環境が作られていないということに他なりません。
確かに年間に何人ものスペイン人の先生達が日本に教えるために来日していますが、
それは基本を教えるのではなく、1曲として出来あがった振付を教えているというのが現状です。
確かに教えられる期間の問題もありますが、基本を教えるということは「身につけさせる」ということで、
とても時間がかかることです。
習う方も教える方も根気が必要です。
しかし、基本が身についていなければあるレベルからは絶対に前進はないのです。
それだけ基本というのは家を建てるための土台工事と同じでとても大切なことであります。
また舞踊というものは、自分自身の肉体を使って表現をしていくものなので、
身体の年齢からくる衰えは避けられるものではありません。
それ故ことさら勉強していく段階での後戻りは命取りです。
やはりスペインまで行ってフラメンコ舞踊を学ぼうとする人は当然プロの舞踊家、または先生を目指している人達が殆どです。
その人達にとって日本で何年か勉強した後スペインへ行っての後戻りはあってはならないのです。
ですから、日本でのフラメンコ舞踊の基礎を学ぶ場所、システムを作ることは急務であります。
私自身、フラメンコギタリストとしてこの社会の中で30年仕事をしてきて、
特に基本を身につける事の必要性を痛感しているため、「何とかしなければ」という思いに駆られ、
日本のフラメンコの社会に少しでも役に立てることができるならばという強い思いで事業を行っている次第です。 |